定期点検
愛車を守るために必要なメンテナンス
バイクをいつまでも大事に乗り続けたいと考えている方は、定期点検を欠かさずに行っています。
中にはプロの整備士レベルの技術を持っている方しかできないような点検方法もありますが、日常的に行うことができる簡単なレベルであればバイクオーナー自身でもできます。
バイクに乗る前や洗車の際などに合わせて日常点検を実施してください。
10箇所の点検
日常的にバイクオーナー自身で行っていただきたいチェック部分は10項目あります。
まずはブレーキの効き具合や遊びについて確認してみましょう。
前後のブレーキレバーを握ってみてどのくらい遊びがあるのかなどをチェックしておくことで、異常がある場合にはすぐ修理することができます。
ブレーキは安全運転を実現させるためにも重要なので、しっかり確認してください。
次に確認したいのがブレーキ液の量です。
前後のブレーキ液が規定量きちんと入っているか確認しておきましょう。
ブレーキ液についても安全運転には欠かすことができない重要な箇所です。
バイクの心臓部分とも言えるエンジンを守るのがエンジンオイルです。
定期的に交換が必要になりますが、故障をしているとエンジンオイルがどんどん減っていく現象が現れるため日常的に点検を行っておく必要があります。
エンジンオイルの量を確認し、明らかに減っている場合にはプロに点検を依頼してみましょう。
ウインカーやライトなど灯火装置や方向指示器のチェックも行って下さい。
電球が切れていた場合、知らなかったでは済まされません。
運転者の責任として、きちんと点検を行うようにしてください。
冷却水の量を確認して少なくなっている場合には補充をしてください。
タイヤの空気圧や状態も忘れずに確認しましょう。
空気圧のチェックは毎回行う必要はありませんが、タイヤの損傷や摩耗具合を確認するのは日常的に行うことをおすすめします。
長期間乗っていないため一見するとタイヤは傷んでいないようでも、経年劣化によってかなり危険な状態になっている場合もあるので注意しましょう。
エンジンのかかり具合を確認し、異音がしないかもチェックしてみましょう。
バッテリー液の量も合わせて確認しておきましょう。
実際に走行させてみて、低速時と加速時の状況もチェックしてください。
走行させて異常があった部分はしっかり確認しておきましょう。
ここまでは法律で日常点検を行うことが定められているため、オーナー自身が責任を持って保守管理を行って下さい。
最後のチェック項目としてチェーンの張り具合を確認しますが、これはバイクメーカーが指定するチェック項目になっています。
10項目全て点検するのは大変に感じられるかもしれませんが、慣れると数十分で完了するのでぜひお試しください。