事故を起こしやすい人とは

心理学から見る事故を起こしやすい人とは

何十年も交通事故を一回も起こしたことがない人もいれば、短い期間のうちに何回も起こしてしまう人もいます。
もちろん、それぞれの身体的な能力や乗っている車の状態なども関係しますが、心理的な要素もしくは本人の性格や考え方がより大きく関係してきます。
そこで、心理的なポイントから、どんな人が交通事故を起こしやすいのかを知っておくことは大事です。

たとえば、交通事故を起こしやすい人は衝動的な行動を取る傾向があります。
自分の欲求や感情を満たすことを優先し、危険な状況でも周りを見ず挑発的な行動をとりがちです。
むしろ、あえて危険な運転、たとえばスピードを出すとか、ぎりぎりまでブレーキを踏まない、先行車との車間距離を極端に詰めるといった行動を取ることがあります。

交通事故を起こしやすい人は、自分の視点や意見を優先して他人に譲ることなく、むしろ攻撃的なところもあります。
そのため、周囲の状況や他のドライバーの行動をあまり意識せず、自分が優先すべき存在だと考えていることが多いため、無理に交差点に進入したり車線変更したりすることが多いのです。
リスクを過小評価するして、常に攻撃的、もしくは無理のある行動を取ってしま傾向も強いです。
例えばスピード違反をすることが自分には問題ないと考えたり、悪天候や交通渋滞などに対しても危険性を過小評価してしまうことがあります。

交通事故を起こさないために心がけたいこととは？

こうした点を踏まえて、意識して安全運転を心がけるべきです。
具体的には、周りの状況をよく観察し、安全に運転するように意識しましょう。
スピードを守り、急ブレーキや急ハンドル操作は避けるようにしましょう。
また、安全確認を落ち着いて行い、ミラーやウインカーなどを見て問題ないと分かってから動き出す習慣を身に着けることも大事です。

自己中心的な運転は周りのドライバーや歩行者との摩擦を引き起こす原因となり、交通事故を引き起こすリスクが高くなります。
他の車の走行に邪魔となるような動きや、無理な運転を避けて不要なトラブルを避けたり、事故のリスクを上げないことはとても大事です。
そのためにも、運転中は周りの状況をよく確認し、ルールやマナーを守ることを意識しながら運転すべきなのです。

そして、怒りをコントロールすることも重要です。
運転していると、どうしても他の人の運転が気になってしまうこともあるものです。
それでも、すぐにカッとなるのではなく、深呼吸をして気分を落ち着かせるようにしましょう。
特に自分がちょっと怒りっぽい性格をしていると自覚しているのであれば、自分に言い聞かせて怒りという感情に支配されないようにすべきです。