沢山あるエンジンオイルの中から自分の愛車にあうエンジンオイルを選ぶ方法

エンジンオイルの種類は3つある

エンジンオイルには大きく分けて、3つの種類があります。
一つ目は鉱物油、二つ目は化学合成油、三つ目は部分合成油です。
いずれもベースオイルと呼ばれるもので、この三種類のベースとなるオイルに、添加剤を付与したものが、エンジンオイルとして利用されます。

鉱物油は、原油を蒸留して作られた、スタンダードなベースオイルで、一般的なオイルはこちらです。
比較的安価で購入がしやすく、エンジンオイルとして申し分ない働きをしてくれるでしょう。

化学合成油は、原油から非常に高度な技術を使って不純物を取り除き、科学的に合成したオイルとなります。
鉱物油に比べると、より耐熱性や潤滑性に優れており、非常に質の高いオイルになりますが、その分お値段も高くなるので、注意が必要です。

この2つのオイルをバランス良く配合したのが、部分配合油になります。
両方の良い所を生かして作られた、非常にバランスのいいオイルとして活用されて居るのです。

バイクによっては、車体に入れたら危ないタイプのオイルもありますので、自分のバイクに合っているかどうか、事前に確認しておきましょう。

オイルの粘度も重要

オイルを選ぶ際には、粘度も重要なポイントになります。
オイルの表記がSAE50となって居る物をシングルグレード、その他のSAE 10W-30のように、数字と二組になっているものが、マルチグレードです。

基本的に現在のバイクは、このマルチグレードのオイルが多く、マルチグレードの方が、わかりやすいと言えるでしょう。
マルチグレードの表記は、Wが、WINTER(冬)の頭文字を取っており、寒冷地でどれだけオイルが硬化しにくく、高温でもオイルの粘度が維持されやすいかを表しています。

例えば、SAE 5W-40の場合は、マイナス30℃~35℃前後の外気温でも、利用が可能と言われていますので、利用するシーンに合わせた粘度のオイルを選ぶ事が大切です。
エンジンオイルの性能を発揮するためにも、粘度は重要なポイントと言えるでしょう。

自分に合ったエンジンオイルの選び方

エンジンオイルは、粘度とベースオイルを確認して選ぶ事が大切です。
が、バイクの種類や日頃走る環境によって、選ぶべき物が異なりますので、普段のシーンに合わせたエンジンオイルを選ぶようにしましょう。

よくわからなければ、バイクを購入したお店に行って、元々入って居たエンジンオイルの中身を聞いて見たり、業者に相談をしてみることが大切です。
バイクショップなどであればプロですので、安心出来るエンジンオイルを紹介してもらえるでしょう。

ただし、ショップなどに行く際には、信頼の置けるショップに行くことが大切です。
下手なショップに行くと、残念な結果に繋がる恐れもあるでしょう。