ハンドリングがフラつく時の対処法

ハンドリングがふらふらと安定しないのはシミー現象が原因!

バイクのスピードが出るにつれてハンドリングがふらふらと安定しなくなるような状態を、シミー現象と呼んでいます。
こちらの場合低速走行の際には問題なく走れているにも関わらず、早くなればなるほどハンドルがぶるぶると震えだすような状態に陥ってしまうのです。
ただし、低速シミーと言って高速時ではなく低速時のみハンドリングが安定しなくなるケースもありますので、ハンドリングが安定しなくなったら一大事が起きているということを頭に入れておきましょう。

ハンドリングが安定しないのは色々な原因があります。
原因に合わせて適切な対処法を行い、大事故が起きる前にメンテナンスをしましょう。

ハンドリングが安定しない原因と対処法

ハンドリングが安定しないシミー現象に陥った時には、原因に合わせた対処法を行います。
まず確認したいのが、タイヤの空気圧です。

タイヤの空気圧が低下している際にシミー現象は起こりやすく、タイヤの空気圧調整を行ったらぴたりと止まったというケースは珍しくありません。
また空気圧と合わせてタイヤがパンクしていないか、釘など刺さっていないかも合わせて確認しておきましょう。
タイヤに釘が刺さっていることに気が付かず走り続けてしまうと、せっかくタイヤの空気圧調整をしても意味がなくなってしまいますので注意です。

タイヤ関係のトラブルで言えば、タイヤの偏摩耗が起きていないかどうかも合わせて確認が必須です。
タイヤが激しく摩耗していると、タイヤの空気圧が適正値でもタイヤが滑ってしまい、ハンドリングが安定しません。
走行中に激しくスリップしたり、ハンドルが勝手に持って行かれるような事態に陥りかねないため、定期的に新しいタイヤに交換をしましょう。

また、ホイール関係のバランスを調整するのもハンドリングを安定させる為に重要です。
スパークホイールのセンターが出ていなかったり、ホイールバランスが狂っているとハンドリングが安定しなくなります。
ホイールのバランスは一度調整すればしばらくは大丈夫ですので、調整だけプロに依頼してしまうのもおすすめです。

走行中にバランスを崩しそうになっても慌てない

走行中にハンドリングが安定しなくなっても慌ててはいけません。
落ち着いて少しずつ路肩に寄せながらスピードを落として行き、転倒による交通事故を防ぎましょう。

シミー現象は低速時に起こりやすいタイプと高速時に起こりやすいタイプがあります。
低速時はまだしも、高速時に起きると一大事に繋がり兼ねませんので、定期的にタイヤやバランス調整のメンテナンスを行って、ハンドリングを安定させる努力をしましょう。