挑戦してみたいキャブメンテナンス
キャブも定期的に状態の確認が必要
バイクのパーツのひとつに、「キャブ(キャブレター)」があります。
キャブは燃料を供給するパーツで、ガソリンと空気を混ぜてエンジンに送り込む役割をしています。
中古のバイクを購入したり、バイクをある程度長い期間乗ったりしていると、キャブは徐々に性能が衰えてきます。
ただ、定期的にメンテナンスをすることで良い状態を保ちやすくなり、キャブが長持ちするようになります。
キャブの手入れは初心者のうちは抵抗を感じるかもしれませんが、だんだんとバイクに愛着が湧くと触ってみたくなることは多いです。
中級者になってきたら、キャブのメンテナンスにも挑戦してみましょう。
キャブを手入れするために必要な道具を解説
キャブのメンテンスをするには、「洗浄キット」が必要です。
キャブには油汚れがついているため、これを洗い流す必要があります。
バイクショップやカー用品店などには、キャブ専用のクリーナーが市販されています。
こうしたものを購入して、経年で蓄積されたキャブのホコリや汚れを洗浄しましょう。
また、近くにお店がなければ、洗浄クリーナーはネットショップでも購入することができます。
ネット通販ならどこからでも簡単に注文できるため、手入れの仕方に慣れたら定期的に購入するのも良いでしょう。
洗浄クリーナーを用意したら、工具も必要です。
キャブは複雑な構造をしており、工具を使ってネジを緩める必要がある箇所もあります。
キャブによって使う工具のサイズが異なるため、自分のバイクに合う工具を用意しておきましょう。
もしくは工具のセットを購入しておくのも良いです。
さまざまなネジのサイズに合う工具がまとめてセットになっているため、ひとつ用意しておくとさまざまなパーツのメンテナンスに役立ちます。
キャブを手入れする手順
キャブを手入れするときは、バイクからパーツを取り外し、クリーナーを用意します。
ボウルなどがあると周りに汚れが飛ばないため、より安心です。
必要なものを準備したら、まずは工具でネジを外します。
そしてボールに外した部品を入れて、クリーナーを本体に吹き付けて、汚れを落とします。
汚れが落ちるまでにしばらく待つ必要があるため、そのまま放っておきましょう。
だいたい1時間から6時間ほど待つと、きれいになります。
こうして汚れを落としたら、キャブを組み直してバイクに取り付ければメンテナンス完了です。
キャブはたくさんのパーツがあるため、初めて手入れするときは迷ったり手間取ったりすることも多いかもしれません。
ですが1度行うと次からは自分でできるようになるため、慣れるためにも最初は頑張ってみてください。
愛車を良い状態に保ち、ツーリングを楽しんでください。