エンジンからでる異音は衝撃を伴う前兆!

エンジン内部から変な音が聞こえるのはなぜ?

バイクを走らせているときや、バイクを止めた際、エンジンから明らかに異音が聞こえるという場合。
明らかにエンジンに何らかの不調が起きていますので、1にも2にも、原因を突き止めるようにしましょう。

変な音が聞こえる原因には色々とありますが、例えば多いのが、ノッキング音です。
エンジンからカリカリ、カラカラと言ったような高めの音が聞こえる場合は、こちらに該当します。

そのまま放置して、エンジンが本格的なノッキングを起こすと、ノッキングデトネーション、ノッキングプレイグニッションなどという症状が表れる為、注意が必要です。
どん、どん、と、強い振動がバイクに伝わり、運転中、突然爆発したかのような衝撃を受ける事も少なくありません。
ピストンに穴が開いたり、ピストンの角が溶けたりなど、非常に危険な状態ですので、出来るだけ早めに対策することが大切です。

異音が巻き起こす衝撃

ノッキングの症状が起きると、バイク本体に多大なるダメージがいくことは勿論ですが、ライダーにも大きな負荷がかかります。
普通に走っているだけで、突然エンジン部分から思いっきり誰かに殴られたかのような強い爆発的衝撃を受け、タイヤが浮き上がる事も少なくありません。

ゆっくりと普通に走っている場合は驚くだけで済みますが、コーナリングの際など、危険なスポットでこのノッキングが起ろう物なら致命傷です。
ノッキングは放置すればするほど、どんどんバイクを痛めつける原因に繋がりますので、放置すること無く、早め早めに対処をしましょう。

エンジンの異音が出た段階で対処するのでは遅い可能性が高いので、出来れば異音が出ないように、日頃からメンテナンスをすることが重要です。

異音を出ないように日頃からメンテンナンスを

エンジンの異音はそもそも、エンジンの燃焼室の温度を下げるように、負担がかからないような状態で走れば、防ぐ事が出来ます。

例えば、フレッシュエアーを吸い込む方法もその内の1つです。
キャブレターの前に断熱材をして、エンジンの熱気を食い止め、少しでも新鮮で冷たい空気を取り込めるようなカスタムをすることで、熱気を防ぐ事が出来ます。

また、排気タイミングを少し遅らせるだけでも、排気温度は200℃下がると言われていますので、タイミングを遅らせるように調整する事も重要です。
ノッキング全般を予防でき、衝撃を防ぐ事に繋がるでしょう。

このように、エンジンからの異音は、大きなトラブルの起きる原因に繋がりますので、早め早めのメンテナンスをすることが大切です。
バイクの負担にもなりますので、いざとなったら一旦停車をして、バイクを休ませましょう。