バイクで最も多い右直事故とは

ライダー必見！最も恐ろしい「右直事故」

天気が良く景色の良い場所を見ていると、ついついバイクで走りたくなってしまいますよね。
体で風を感じてバイクを操る感覚は何度も体験したくなるほど病みつきになります。
しかし、バイクシーズンになるとライダーの数だけ事故の数も多くなります。
そこで、今回は最も恐ろしい「右直事故」についてご紹介していきましょう。

右直事故ってなに？

右直事故とは右折する車両に対して、直進してきた対向車が正面衝突する事故のことを言います。（日本の道路は左車線のため、右折の場合は対向車に注意する必要がある）
右直事故の場合、対向車は直進しているため、スピードが出ている場合が多く死亡に繋がる重大な事故が多いのが特徴です。
バイクが直進車の場合はとても顕著で、死傷を伴う激しい事故が多く発生しています。
バイク事故代表の一つで、「巻き込み事故」に続いて多い事故とされています。

・「サンキュー事故」
サンキュー事故とは右折で待っている車両に、対向車が停車して譲ってくれた所を走行しようとした時に、その対向車の陰から小型車両（バイク、原付）が飛び出してきて事故に遭うという現象です。
このようなシュチュエーションは普段の走行中でもよく起こるため、身近な事故と言えるかもしれません。
しかし、サンキュー事故の場合、陰から出てきたバイク側に重大なダメージを与えることが多く、死亡事故も多発しているため決して楽観視出来ない事故と言えます。

右直事故が起きる原因

1. 運転手側の判断ミスによる事故
右直事故の大きな要因の一つで、対向車がどの程度の速度で近づいているか、距離感はどの程度あるか、などの判断を謝ったことによって起きています。
2. 精神的ストレスによる確認不足
道を譲ってくれる対向車に対して「譲ってくれたから早く渡らないと！」などという思考が働き、冷静な判断が出来ずサンキュー事故に発展してしまうことがあります。
こういった精神的な問題で起こる事故は、運転経験の低い若年層に多く、心にゆとりを持てないことが要因となっています。

右直事故、サンキュー事故を回避するには

クルマやバイクを運転していればどこでも起きる可能性がある身近な事故ですが、最も恐ろしい事故の一つでもあります。
事故を未然に防ぐには何をすべきなのでしょうか。

・走行している道路の状況、車両を確認しておく
右折する場合、「対向車線側の車両からバイクが飛び出してくるかも」などの状況を想定しておく事によって急な状況でも対応できるようになります。
・心にゆとりを持って走行する
気持ちが安定していない状況での運転は重大な事故にもなりかねません。
周りの状況を把握するためにも平常心を保ち、深呼吸をして万全の状況で運転しましょう。