神奈川県の交差点

馬絹交差点における事故状況について

令和元年の神奈川県内で交通事故が起こった交差点の中でも、件数がワーストワンだったのが馬絹交差点です。
川崎市宮前区にあるこの交差点は五差路の形状をしており、もともと衝突事故が起こりやすい環境にあるのが大きな特徴です。
ただし道路は平坦で見通しがよく、それほど渋滞が起こるような環境ではなく車もスムーズに流れている状況です。

こうした状況で事故が多発する理由として、五差路であることに加え、深夜・早朝に物流関係の車が多くなること、朝と夕方の通勤・通学の時間帯に交通量が多くなること、さらに交差点の近くに国道246号の出入り口があることなどが挙げられます。
実際に起こった事故では、信号の見落としによる出会い頭の事故、よそ見運転による追突事故、さらに右折・直進時に対向車量と衝突する事故などが多いケースとして挙げられます。

仲町台駅入口交差点における事故状況について

同じデータでワースト2位になったのが、横浜市都筑区にある仲町台駅入口交差点です。
この都筑区はじつは神奈川県内でも住みやすさで人気が高いエリアであり、住みやすい環境であっても交通事故には注意が必要であることを示しています。

この交差点は車の流れを把握しやすい十字路ですが、高圧線鉄塔や植栽などによって視界が遮られており、対向車線が見にくいという大きな問題点を抱えています。
また、朝と夕方の通勤時間帯の交通量が多い点も事故数を増やしてい要因として考えられています。
この交差点で見られる事故のパターンとしては、右折の際に直進してくる車と衝突する事故や、よそ見運転で停車している車に気づかずに後ろから追突してしまった事故などが挙げられます。

神奈川2丁目交差点における事故状況について

同じデータでワースト3位となったのは、横浜市神奈川区にある神奈川2丁目交差点です。
この交差点は十字路ですが、近くに首都高速の出入り口があるのが大きな特徴です。
平日は常時混雑しているような状況となっており、深夜・早朝は物流関係の車両、朝と夕方は二輪車の通行が多い傾向が見られます。

そして平日と休日の交通量の落差が大きく、事故も平日に多く起こっている点も同交差点の特徴として挙げられるでしょう。
事故の原因としては右折時・左折時どちらも直進中の車両と衝突するケースが多い点がまず挙げられるのと、左折する際に車線変更したことで同様に左折しようとしていた車両と衝突したケースが見られます。

これら神奈川県内の事故ワースト3の交差点では、軽症の事故が多いのも特徴です。
ただし、事故が起こりやすいシチュエーションにあるのは間違いないですから、この地域を走行する場合には多発している事故のケースも踏まえたうえでくれぐれも安全運転を心がけたいところです。