福岡県の交差点

都市開発が進み道路も広く複雑になってきている福岡県の事故状況を見てみると、ある程度の法則があることが分かります。
全体的に、交差点における追突事故と直進右折の事故が多いというのが特徴です。また、時間帯を見てみると、昼間の時間、特に通勤ラッシュ時や帰宅時の渋滞する時間に事故が発生しがちです。

こうした傾向を見てみると、バイクを安全に運転するにも、どのような点に気をつけていったら良いかを知ることができます。
事故の大半は自動車が関連するものですが、バイクでも同様のことが起こりえますので、教訓を得ることのは肝心です。

渋滞時には要注意

事故多発箇所のワースト5位までを見てみると、ほとんどの箇所で渋滞する朝夕もしくは土日祝日に事故が集中しています。
そのため、注意散漫から来る前方の車への追突事故や、無理な右折をしたために横断歩道にいる歩行者や自転車の方に気付くのが遅れてしまうという事故が発生する傾向にあります。

こうしたことを考えると、バイクを運転する際にも、渋滞している交差点では特に前後の自動車の動きを注視する必要があると言えるでしょう。
信号の変わり目で急ブレーキを踏む車や、急に右折をしようとして車線変更を試みる車がありますので、交差点にさしかかるときにはある程度危険を予測して慎重になるのが肝心です。
また、車線が多く横断距離が長くなる大きな交差点では、対向車の流れだけでなく、横断歩道の様子にも気を配ることで右折時の事故を減らすことができます。

見通しの悪い交差点はあらかじめ知っておく

福岡県における事故多発箇所を見てみると、形状によって見通しが悪い交差点で事故が起こりやすくなっている事が分かります。
ワーストワンの福岡市博多区の千鳥橋交差点を始め、ワースト2位の福岡市中央区、渡辺通り1丁目交差点や、3位の北九州市八幡東区の東田高炉広場入口交差点交差点など、交差点の入り口がカーブしていたり鉄橋などで先が見通せなかったりしています。

こうした見通しの悪さが危険の予測を難しくさせて、事故を誘発していると考えられます。
そのため、こうした見通しの悪い交差点は事前に情報を把握しておくことで、より慎重に通行するよう意識を持てますし、スピードを落とす、車間距離を多めに取るなどの具体的な対策を事前に採る助けとなります。
しっかりとした、事前の情報収集が安全にバイクを運転する1つのコツと言えるでしょう。

全体的に事故発生の傾向を見てみると、注意力が散漫になっていた、安全確認を怠っていたなど、注意すれば防げるケースがほとんどです。
ですから、あらかじめ危険箇所を把握して、安全に関する意識を高めることでより安全に、そして快適にバイクを楽しむことができるのです。