交通事故の多い交差点の共通点
交差点に潜む恐怖
交差点は日常の中であり触れた存在で、普通に生活をしていれば一日一度は目にするほど身近な物です。
身近であるが故に交通事故の件数も多く、場所によっては危険な場所として認知されている交差点もあります。
そこで、今回は実際の事故件数を元に交差点の危険性についてご紹介して行きたいと思います。
交差点での交通事故件数ワースト5
2019年の日本損害補償協会のデータによると大阪、香川、静岡、群馬の四都県で交通事故件数が多く、特に大阪はダントツのワースト1位となっています。
・ワースト1 大阪府 難波交差点 23件
・ワースト2 大阪府 法円坂交差点 16件
東天満交差点 16件
香川県 東山崎町交差点16件
・ワースト3 大阪府 港町南交差点 15件
弁天町駅前交差点15点
上本町6丁目交差点15点
静岡県 中沢町交差点 15点
・ワースト4 愛知県 東新町北交差点14点
・ワースト5 群馬県 緑町交差点 13件
福岡県 井尻六ツ角交差点13点
大阪で事故件数が多い理由
ここで注目したいのが、大阪での事故件数が圧倒的に多いことです。
大阪の道路には片側一方通行四車線の道路や、普通のように見えて厄介な交差点がいくつも存在しています。
そのため、土地勘のないドライバーには非常に難易度が高く、間違って事故を起こしてしまうケースも存在しているのが現状です。
・上本町6丁目交差点の場合
この交差点は毎年非常に事故件数の多いポイントですが、その原因の一つとして目には見えないいくつもの要因が存在しています。
1. 交差点の各角にある植栽
交差点を曲がる際に横断歩道が隠され、歩行者が見えづらいなど、視界の妨げになっています。
2. 自転車の横断方法
自転車の明確な横断方法が指定されておらず、縦横無尽に横断する自転車が多いため、突然の飛び出しや、急発進などにより衝突事故を起こしてしまう原因を作っています。
3. 自転車の増加とマナーの低下
近年はサイクリングブームも相まって、自転車通勤の方も多く、技術の進歩によって高速な自転車も増えています。
そこに来て自転車マナーは悪質化してきており、歩行者との死亡事故を発生するまでになっています。
上本町6丁目交差点でも自転車マナーの低下による交通事故が多発しているのが現状です。
交差点での交通事故を防ぐには
・視界の悪さを理解しておく
現在の車はフロントガラスの大型化によって、全体を見渡しやすくなっていますが、ちょっとした障害物一つで今まで見えていたものが全く見えなくなってしまうことがあります。
そういった状況を打開するためにも、常に事故を想定した運転を心がけなければいけません。
・自転車マナーを学ぶ(運転手、歩行者共に)
近年は高性能で高速な自転車が多く自転車人口もどんどん増加しています。
しかし、自転車に関する法律は未だ未完成の部分が多く、しっかりとした対策がなされていないのが現状です。
そのため、事故を未然に防ぐには一人一人の理解が必要となります。