自分でできるようになりたいチェーン交換
バイクのチェーンが劣化してきたら、交換の時期
バイクにはチェーンがありますが、走行を重ねるうちに少しずつ摩耗しています。
そして劣化が進むとチェーンが切れたり、破損したりすることがあります。
長年に渡って愛用しているバイクはこうした状態になることがあるため、注意が必要です。
トラブルを防ぐためには、チェーンをときどき確認して、劣化しすぎていないかを調べることが大切です。
交換が必要なタイミングを見極める目安としては、「波打ち」があります。
チェーンが真っ直ぐになっておらず、波打つような形に並んでいる部分が生じている場合、交換のタイミングといえます。
パワーのロスやスプロケットなどを引き起こす可能性があるので、なるべく早めに対処しましょう。
また、「チェーンの張り」を確認することも大切です。
正常な状態のチェーンは張りが均一ですが、劣化してきたチェーンは箇所によって張り具合が異なります。
指で触って張りを確かめ、交換が必要かどうかを見極めてください。
3つ目に「サビ」が挙げられます。
サビが多く生じているチェーンは劣化が大きく進んでいる証拠のため、早めに交換しましょう。
チェーンを交換するために必要なもの
チェーンを交換するためには、チェーンをカットするための工具と「リベットツール」が必要です。
チェーンをカットして圧入し、さらにカシメを施すことができる工具が市販されているため、ホームセンターやバイクショップなどで購入しておきましょう。
また、バイクを立てておくためのスタンドも必要です。
チェーンを装着したあとには張りを調整する必要があり、このときにスタンドは役立ちます。
あとは新しいチェーンを用意すれば、自分で交換することができます。
手順を覚えればバイクショップなどに依頼するより安上がりなので、ぜひ覚えておきましょう。
チェーンを交換する手順
バイクのチェーンを交換するには、まずはリアアスクルを緩めます。
次にチェーンのアジャスター部分も、同じように緩めます。
この状態になるとチェーンも引っ張ることができるようになるため、工具で古いチェーンを切ります。
カットしたチェーンはバイクから外し、新しいチェーンをかけます。
この状態だと新しいチェーンが長い場合があるため、必要な長さにカットします。
新たなチェーンをかけ終わったら、ジョイント部分にある外プレートを圧入します。
そしてピンをカシメで留めて、最後にチェーンの張りが均一になるように調整します。
そしてアスクルを締めれば、作業は完了です。
チェーンの交換作業は慣れないと難しく感じるかもしれませんが、1度覚えれば今後は繰り返しできるようになります。
ぜひマスターしておきましょう。