バイクには色んな呼び方があるが違いは何?
オートバイとバイクは違う乗り物?
バイクには色々な呼び方がありますが、その中でも代表的な物が、“オートバイ”と“バイク”です。
それぞれ全く違う乗り物かと思いきや、ただ考え方が違うだけで、基本的には同じバイクの事を指しています。
オートバイは“Auto(自動)”と、“Bike(二輪車)”を合わせて作られた言葉で、元々はバイクの事を指すので、全く同じ乗り物のことです。
バイクはその名の通り、自動二輪のことを差し、原付バイクから大型バイクまで、エンジンを積んだ二輪車の事を指すと言えるでしょう。
簡単に言ってしまうと、少し前の言い方か、普通の言い方かの違いですので、あまり深く考える事はありません。
どちらの言われ方をしても、普通のバイクの事だなぁと理解しておきましょう。
原付とスクーターって何が違うの?
原付とスクーターを同じ乗り物のこととして考えている方は多いですが、これらは全く別な乗り物ですので、注意が必要です。
原付は、原動機付き自転車の略で、50cc以下の二輪車の事を指します。
反対にスクーターは、クラッチ操作を自動で行ってくれるバイクの事で、125cc以上のバイクの事を指していると思って下さい。
スクーターの場合は、二人乗りを出来る普通自動二輪の事を対象として呼びますので、基本的に指している乗本が全く異なります。
必要となる免許の種類も全く異なりますので、原付免許しか持っていないのに、スクーターをレンタルするような事が無いように、注意が必要です。
ただし、この言い方を混同させて覚えてしまっている方もいますので、会話の流れで万が一おかしいと感じる事があったら、一度確認することも重要でしょう。
基本的には、50cc以下のバイクを原付と呼びますので、参考にしてみて下さい。
単車と言われる呼び名の由来
バイクの事を単車と呼ぶ方も少なくありませんが、こちらは、バイク全般の事を指していますので、単車と言われたら、バイクの事と思って大丈夫です。
何故二輪車なのに単車なのか、疑問に思った方も多いかと思いますが、その理由は、第二次世界大戦後まで遡ります。
第二次世界大戦後、日本でもオートバイにサイドカーが着けられた三輪車が普及し始め、基本的には、サイドカー付きのオートバイが主流となっていました。
サイドカーが付いていないバイク単体のことを単車と呼び、この時の名残から、単車という単語が出来たと言われています。
その為単車は、古い言い方と言えば古い言い方なのですが、非常に歴史のある言い方として、重宝されていると言えるでしょう。
現在ではサイドカーが付いたバイクなど滅多に見かける事は有りませんが、見かけたときには、単車の由来の事を思い出しても楽しめるかもしれません。