区分や免許

バイクを購入するにあたっては、国が法律によって定めている区分や免許の種類を知ることはとても重要です。
というのも、所有している免許によって運転できないバイクがあるのは当然のこと、区分によって車検が有無が出てきたり、購入してから登録する方法が違ったりするからです。
そのため、バイクを購入する前に、しっかりと区分と免許について調べることで、より経済的にまた楽に運転を続けることができるようになります。

区分には2つの法律が関係している

バイクを区分するには2つの法律が主に関係していて、道路交通法と道路運送車両法というものがあります。

(参考記事)
カーライフQ&A|バイクについての基礎知識

大まかに言うと、道路交通法では免許に関する区分と関係していて、道路運送車両法ではバイクの登録や車検、税金といってものが関係しています。
どちらも、排気量によってカテゴリーが分けられていて、それぞれの区分に応じて登録や車検などの違いが生じます。

例えば、排気量250cc以上の場合は、運輸局に登録をする必要があり、125から250ccの場合は同じ運輸局へ行く必要がありますが、届出だけで良いことになっています。
さらに、125cc以下の場合は、運輸局ではなく各市町村に行く事になっていて、管轄する場所も違う事が分かります。

バイクの車検は排気量で判別

バイクも自動車と同じように車検があり、やはり道路運送車両法により、排気量の違いに応じて定められています。
この区分けは分かりやすく、排気量が250ccを越える場合には、2年ごとに車検を受ける必要があり、それ以下の排気量であれば車検は不要です。

そのため、面倒で費用のかかる車検を基準にして、バイクの購入を決める方も多くいます。その場合には、250ccを超えるか、それ以下かというのが基準となります。

免許の種類は細かく分かれている

必要な免許の種類についても、排気量が基準となります。
大まかに言うと、大型二輪と普通二輪、原付の3つに分かれます。では、免許の種類はこの3つしかないかとというと、この3つの区分の中でもいくつかに分かれているので、それぞれをしっかりと把握する必要があります。

特に普通二輪の免許の中には、125ccまでのバイクしか乗れない小型免許と、400ccまでのバイクに乗れるものが存在しています。
さらに、バイクでもAT車が増えてきたということを背景に、AT限定という区分もありますので、自分の希望や用途を考慮に入れて、適切な免許を取得するようにしたいものです。

このように、2輪免許の区分が複雑なのは、日本の事情によるもので、海外ではそれほど細かくなく、大型と普通バイクといった程度です。
そのため、海外でバイクに乗るために国際免許を取りたいという方は、日本のAT限定の小型免許でも大抵大丈夫というケースが多くなっています。